低木剪定の方法

低木剪定後

剪定時期は「花が落ちたらすぐ」!

サツキの剪定は、時期がとても重要です。
こちらの育成カレンダーを見てみましょう。

サツキは、4~5月に花を咲かせます。
そして、花芽(かが、はなめ)がつくのが6月中旬~7月。

花芽って?

木の「」には

・成長すると葉っぱになり枝になる葉芽」(ようが、はめ)
・成長すると花になる花芽」(かが、はなめ)

の2種類があるのです。

サツキの花芽は、新しく成長した枝のいたるところにつきます。
サツキが元気なら、古い枝にもつきます。
花芽のつきかたは、花の種類によってさまざま。
違う種類のお花を切るときは、確認しましょう!

花芽がついてから剪定すると、花芽を落としてしまうので花が咲かなくなっちゃうんです。

かといって剪定しないと、

・サツキの花がいっぱいつく新しい枝が出てこない
・いらない枝が成長を妨げたる
・虫がつくなど病気になりやすくなる

こういったことで花がつかないだけでなく、サツキの木の健康にとってもよくないのです。
剪定は木の健康に欠かせない作業なのですよ。

というわけで「花が落ちたらすぐに剪定」しましょう!

切る枝は3種類!

剪定をするときは「成長の妨げになる枝」を切っていきます。
大きく3種類に分けられます。

それが、

徒長枝
・細すぎる枝
・生えている方向がおかしい枝

の3つです。

このような枝が生えていると、

・病害虫がついてしまう
・日光がうまく当たらなくなる
・木が老化してしまう

などで花がつかなくなってしまいます。
サツキ自体も枯れてしまいかねません。

では、それぞれの枝について詳しく見ていきましょう!

徒長枝(とちょうし)

徒長枝は、他より2、3倍長く真上に飛び出るように伸びている枝。
害虫の温床になってしまうことも!

細すぎる枝

細すぎる枝には、

・株元から生える「ひこばえ
・幹から生える「幹吹き

などがあります。

他の枝に比べて不自然に細い枝は、剪定しましょう。
栄養がうまくいきわたらなくなってしまいます。

生えている方向がおかしい枝

生えている方向がおかしい枝には、

・内向きに生えてしまう「内向枝
・枝が絡み合ってしまう「絡み枝
・枝の一部分から複数の枝が出て車輪状になってしまっている「車輪枝
・複数の枝が平行に生えてしまっている「平行枝

などがあります。

こういう枝は栄養がいきわたらない原因になります。
また風通しも悪くなってしまうため、病害虫を引き寄せてしまいます。

以上が切らなきゃいけない枝の3種類でした~。
ちゃんと切らなきゃ、いけませんね…。

サツキは、再生能力が他の植物と比べてとても高いので、思い切って切っちゃって大丈夫です!

次は実際の剪定の方法をご紹介していきます!

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