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クロマツを抜根した跡地へハナミズキを植栽~抜根は目的ありきで~ 大阪府堺市北区

クロマツ伐採後、抜根前

クロマツを抜根した跡地へハナミズキを植栽~抜根は目的ありきで~大阪府堺市北区

「庭にある植木が邪魔だから、なんとなく抜根したい」

「庭にある植木を抜根して、他の植木を植栽したい」

 

どちらも村上造園に実際に寄せられたことのある抜根に関するお問い合わせです。しかし、前者のお問い合わせの場合、村上造園では抜根をおすすめはいたしません。2つの抜根の違いはどこにあるのでしょうか。今回は大阪府大阪市東淀川区のK様の事例を取り上げながら、抜根をする前に確認したいポイント、抜根する場合の注意点をお伝えいたします。

抜根する前に確認したい3つのポイント

植木を抜根する際に、お客様にご確認いただきたい3つのポイントがございます。1つ目は抜根のコスト、2つ目はシロアリ対策としての抜根、3つ目が複雑な根っこを抜根する場合の仕上がりです。

 

1つ目は「抜根のコスト」です。抜根するためには人件費・重機・クレーン等最低でも数万円のコストが必要です。村上造園に抜根をご依頼されるお客様の中には、「とりあえず綺麗な感じにしたい・切り株が邪魔だから」といった理由で抜根をご依頼いただく場合がございます。このように「なんとなく抜根しておいたほうがいいかな」というお客様には、村上造園では抜根はおすすめいたしません。何故ならば抜根はそれだけで数万円と費用が必要だからです。文頭でご紹介したお問い合わせ、「庭にある植木が邪魔だから、なんとなく抜根したい」というお声に対して、抜根をおすすめしない理由も同じです。何年か経てば根が腐り腐葉土となります。

 

抜根は剪定や伐採と違い、個人宅の場合重機が入らないためほとんどの作業を人力で行わなければならず、綺麗に抜根するためには熟練の腕が必要となります。そうなるとどうしても費用が高くなるのです。「切り株があってもさほど不自由しない」場合は伐採だけにとどめて、切り株から新たな芽が出ないように薬剤散布を行う方が経済的です。

 

2つ目の注意点は「シロアリ対策として抜根を希望される場合」です。結論から申し上げれば、シロアリ対策としての抜根にはほとんど意味がありません。時々「シロアリが来ると困るから、切り株を抜根して欲しい」とご依頼いただくケースがございます。しかし、シロアリの被害を心配される場合は、庭の切り株を抜根するよりも、母屋にシロアリ対策を施すほうが効果的です。村上造園ではシロアリ駆除目的での抜根をご依頼いただいた場合は、まずは専門業者に母屋のシロアリ駆除を依頼されることをおすすめしています。

 

3つ目の注意点は「複雑な根っこを抜根する際の仕上がりについて」です。植木の中には、根がどれぐらいの範囲で伸びて、どれぐらいの深さまで生長しているのか、地上からは推し量りがたいものがございます。そして、そんな植木の中には、どうしても完全な抜根が難しいケースがございます。抜根がした跡地がどのような仕上がりになるかは植木屋との相談が必要です。

植木の抜根は目的を明確に

 どうしても抜根をご希望されるお客様の場合は、抜根する目的を明確にされることをおすすめいたします。「なんとなく」で行うには抜根は費用がかかりすぎるからです。例えば「植木を抜根した土地に小屋を建てたい」「切り株を抜根して、違う植木を植栽したい」などです。

 

明確な目的を持たれた上で、植木屋に依頼することで、「抜根後の仕上がり」を確認することができます。また、「跡地に小屋を建てるのであれば、細い根っこは放置しても大丈夫」など判断ができるため、抜根の費用を抑えることができる場合もございます。

クロマツ伐採後、抜根前

 

今回のお客様の場合、抜根の目的は「跡地へのハナミズキの植栽」でした。最初にお問い合わせいただいた際は庭の剪定のみをご希望でしたが、詳しくお話を伺っていると「本当は庭のクロマツを抜根して、その場所に新たな植木を植えたいのよね」と一言。

 

実は庭に植えたクロマツの剪定をずっとお願いしていた植木屋さんが廃業してしまい、クロマツの処遇に悩んでいるとのことでした。クロマツは愛好者も多い植木ですが、その分、維持費がかかります。クロマツの綺麗な樹形を保とうとすれば、毎年剪定が必要となることも、お客様のお悩みのひとつでした。また、お客様がお好きなハナミズキを植えたいというご希望もありました。

手入れの面倒なクロマツを伐採・抜根して、跡地にハナミズキを植栽

抜根中

 

今回はお客様がお手入れに悩まれていたクロマツを伐採・抜根して、その跡地にハナミズキを植栽いたしました。作業の手順としては、クロマツの幹を長めに伐採しました。長めに伐採した理由はその幹を引っ張って抜根する際に作業しやすくするためです。そして、伐採後、根の周りを堀って、長めに伐採した幹を揺さぶりながらゆっくり慎重に抜根していきました。つぎに、抜根の跡地を綺麗に片付け、一旦平らにしました。そして、そこにお客様ご希望の赤いハナミズキを植栽していきました。

クロマツを抜根して、ハナミズキを植栽されたお客様のお声

抜根・植栽後

 

お客様にはクロマツの抜根後、一度跡地をご確認いただき、ハナミズキを植える位置をきめていただきました。ハナミズキは剪定の手間が少ない育てやすい樹木です。クロマツにご懸念されていたお手入れの手間も半減するでしょう。他の庭木を剪定、植栽後の様子をお客様にご確認いただくと「綺麗なハナミズキですね」と大変お喜びでした。

春の開花が、楽しみですね。

 

抜根・抜根跡地への植栽もお気軽にご相談ください。大阪・和歌山で植木屋をお探しなら、植木手入れ・造園工事専門の大阪・奈良・京都・神戸・和歌山の植木屋(植木手入れ)村上造園までお気軽にお問い合わせください。

 

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