空き家の庭木の台風対策|10mのクスノキを強剪定 大阪府大阪市城東区
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目次 空き家の庭木の台風対策|10mのクスノキを強剪定 大阪府大阪市城東区 |
空き家の庭のクスノキが台風で折れてしまわないか心配大阪府大阪市城東区のT様から「隣の空き家の木が台風で折れないか心配なので切ってほしいです」とのご依頼をいただきました。 早速現地にお伺いすると、門の中に10mほどの大きなクスノキが植えられており、葉が鬱蒼と茂っていました。 こちらの家屋は隣に住むT様のお祖母様がお住まいでしたが、亡くなられて空き家になっていたそうです。 空き家といっても隣なので、T様はいつも気にかけていらっしゃいましたが、前年の台風で物置小屋などが壊れたこともあり、大きな木が倒れて家や塀が壊れたらどうしようと不安に思われていました。 台風対策のために伐採を検討されていたが剪定を提案したご依頼当初Tさまは、伐採を検討されてましたが、剪定をおすすめしました。 というのも、このクスノキは高さ10mで根元は60cmほどの太さがあり、通常、このレベルの木を伐採するには15~16トンのクレーン車を使用することになり、大掛かりな工事が必要となります。 さらに、家が壊れないように、丁寧な作業が必要になり、時間や人員が余計にかかるため、総額25万円ほどは見ておく必要がありました。 近々家を壊すなら、その時にやったほうが安くできることをお伝えしましたが、その予定はないとのことでしたので、剪定をおすすめしました。 剪定の場合は、クレーンなどの重機を必要とせず、手作業によって7万円ほどの費用で作業可能です。 台風で倒れる危険性については、クスノキは幹が太くしっかりしているので、倒れるほどの強風が吹けば、家自体も吹き飛ぶ被害になると考えられました。 それよりも、台風によって、枝が折れて家へ落下してくる危険があったので、あらかじめ危ない枝を切ってリスクを低減しておく方が良く、かつ費用面でも低コストですむ剪定をおすすめさせていただきました。 モクレンの剪定もご希望同じく庭に植えられているモクレンについて、枝が塀から道路の方にはみ出ており、葉っぱが落ちて掃除が大変なので剪定してほしいとご希望がありました。 台風対策のために庭木を剪定作業はご希望のあった日曜日の午前に開始しました。 クスノキは枯れない程度に強剪定まず、腐った枝がないかどうかを確認し取り除きます。そのままにして作業を行うと、急に落ちてくる危険性があるからです。 3か所ほどの朽ちた枝を見つけ、先に取り除きました。 枝はチェーンソーで伐採しますが、切った枝をそのまま落とすと危ないので、ロープと滑車を使って、ゆっくりと降ろしていきました。 ロープは摩擦で発火しないように、不燃性の特殊なロープを使用しました。 台風で折れる恐れのある枝を中心に、太めの枝をしっかり切り落としています。 もっときつめに切ることもできますが、切りすぎると枯れる恐れがあるので、最低限の枝葉を残しました。 木は枯れると、少しの風や揺れでも倒れる危険性が高まりますので、枯れないように維持するのがおすすめです。 モクレンは塀からはみ出ないように剪定落ち葉を防ぐため、できるだけ枝を敷地の中に入れるようにしてほしいとのご希望がありましたので、まずは道路側を優先的に剪定しました。 それ以外の部分は道路側の枝を見ながらバランスよく切っていきました。 空き家のクスノキなどの庭木を強剪定して台風対策作業は9:00にはじめ17:00ごろ終了し、T様は隣に住んでるので時々見に来られていました。 剪定後のクスノキを見てT様は「すっきり切ってもらえて今年は安心です。」と嬉しそうなご様子でした。 大型台風によって木が折れたり倒れたりという被害が出ることがありますが、対策として伐採だけが有効というわけではありません。 木が植わっている環境や木の状態によっては、剪定だけで済むケースもありますので、庭木の台風被害が心配な場合は一度植木屋に相談されることがおすすめです。 |
<植木剪定> クスノキ:H=10m 1本 モクレン:H=3m 1本 <作業時間> 2人1日 | |
工事費用: ¥55,000 (税込) |