芝張り
目次
芝張り
芝張りの方法
整地
・芝張りを行う場所の整地・小石等の撤去
・排水勾配を考えながら整地・水溜まりを少なくなるように整地。
芝張り
・芝生は紐で縛ってあり、サイズは、約30㎝角で9枚入りです。薬30㎝なのでサイズが若干違います。目地部分を入れて1束1㎡となります。これで購入数量がわかります。
・隅は芝を切って張る必要が出るので考えて購入したほうがいいでしょう。
・芝生を自分で張ろうと考えている方は芝生購入後すぐ張ったほうがいいでしょう。当然ですが1週間開けてしまうと芝生が枯れます。夏場は、要注意です。水をかけているだけではだめです。
・芝張りの期間は、10月~5月ぐらいです。夏場の芝張りは、個人では時間などで枯れるので難しいでしょう。
・芝生の張り方は、張り方により緑になる速度が違います。
・1番早く緑になるのは、べた張りです芝生の間の隙間が少ないです。利点としては、土の量を減らすことができますが芝生の購入数量が増えます。
べた張り
・2番目は目地張り、芝生のすきまを3㎝開けていきます。利点としては、芝生の数を減らすことができます。
目地張り
・3番目は市松張り、芝生を1枚飛ばしに張っていきます。利点としては、芝生の数をかなり減らすことができます。欠点は全体が緑になるのが遅いです。使用場所は、目立たない場所人があまり見ないような場所です。
市松張り
・芝生の張り方として、3つの方法がありますが、予算に合わせて計画するといいでしょう。
・芝生によっては薄いものや厚みのあるものがあるので、土を敷いたり削ったりして表面の高さを揃えます。
・隅などの場所は、その場所の形に合わせてハサミで切っていきます。もったいないと思って屑みたいな芝生をつめずに出来るだけ大きめのもので埋めていく。目土のときに影響します。
目土
・芝生を張り終わると目土ですがこれをしないと芝生はすべて枯れます。お客様で自分で張られて目土をしなかったために枯れている家を良く見ます。
・目土はかなりの重労働です。土は重いので量が増えるだけ疲れます。お勧めの張り方は、べた張りです。張り方1つで作業量が違います。
・目土は小石などが少ない土か砂を使用します。砂は水分がすぐ乾燥するので、西洋芝以外には使わないほうがいいでしょう。ゴルフ場のようにするなら別ですが。
・目土の敷均しは、レーキなどで草丈が半分ぐらい見えるように土を敷き均します。
・敷き均していたら芝生が剥がれたりしますが、剥がれたりずれたら直してください。
散水
・目土が終わると、散水をして終了となります。このとき水をいきよいよくかけて周囲を泥だらけにしないようゆっくりと撒きます。
メンテナンス
・きれいな芝生を維持するためには、芝刈りよりもまめに雑草の草取りが大事です。雑草が増え始めると草取りが大変な作業になり、芝生がダメになります。
・芝生用除草剤がありますが濃度が濃すぎると枯れます。アージラン・MCPPなど。
・芝生の管理に施肥・エアレーションなどの作業がありますが、草取りを頑張ってください。
芝生購入後は芝生が枯れてダメにならないように、整地で時間を置き、芝張りから散水まで一気に行ったほうがいいでしょう。
芝生の種類
・高麗芝
日本製の芝で冬は冬眠にはいるので枯れます。一般的に売られている芝生
・姫高麗芝
高麗芝より葉が細かく密に茂ります・・弊社が現在芝張りで使用する芝生
・TM9
トヨタ自動車が開発した芝生で最近増えていますが、新しい芝生なので商標などがあり金額が高いです。芝刈り回数を減らせるのが特徴。
・ベントグラス
西洋芝で一年中緑です。ゴルフ場のグリーンで使われる芝生かなり高価です。病気にも弱いです。
・ケンタッキーブルーグラス
西洋芝で一年中緑です。サッカー場など比較的動きのある場所で使用する芝生。西洋芝ですが、一年中緑で綺麗なのですが、病気・施肥は別として、芝刈りの回数が成長期で1週間か2週間に1回のペースで行います。
時間的余裕がなければ個人的に管理は出来ません。草丈が伸びすぎると芝がダメになります。高麗芝などの芝刈りは、最低年3回ほどです。
芝張り後の事も考えた種類の選択が必要だと思います。弊社では、ブルーグラスを芝張りに使用した経験がありますが、現在も元気に育っています。
一年中緑なのでビックリすることもありますが、やはり綺麗です。1㎡の単価が下がればお勧めも出来ますが桁が1つ多いので勧めにくくかなり高価となります。
地域による芝張り後の問題
最近、芝張り後にカラスが芝生をはがす事があります。場所によりますが、何もしていないのに芝生がずれていたり、剥がれたりしている場合はカラスが原因です。もしカラスが多いなどがありましたらご相談ください。対策方法はあります。
法面(勾配の部分)の芝張り
法面の芝張りは、芝生を張ってから、竹串で芝生がずれ落ちないように止めていきます。張り方はべた張りです。個人での作業は、法面などの部分は難しいでしょう。施工事例の芝張り工事をご覧ください。
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