
マンション植栽管理 虫に喰われたオリーブの木の修復 大阪市住吉区 |
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マンションのオリーブの木が害虫に喰われた今回はマンションに植えられている、虫に喰われたオリーブの木の修復です。年間植栽管理をさせていただいているマンション様の事例です。
築後3年のマンションで、植木も新しいはずですが、敷地内のオリーブの木2本(高さ5m)に「ゾウムシ」が巣を作って幹がボロボロになっているので何とかしてほしい、とのご相談をいただきました。
↑ ゾウムシの写真です
ゾウムシは木の皮を食べて、幹に穴を開けてその中に住み着きます。放っておくと、木が腐って倒れたりすることもあります。
また、周囲の木にも広がってしまうので、しっかりと害虫駆除しなければなりません。
作業内容今回は下記の作業を順番に行いました。
1.害虫駆除
初めに、オリーブの木に害虫駆除剤(スミチオン)を撒いて、あらかじめゾウムシを駆除しています。
このままでは、逃げたゾウムシが再び戻ってきてしまう可能性がありますので、オリーブの木の根元にオルトラン粒剤をまいておきます。
オルトラン粒剤は、木の根から吸収され、オリーブの葉や枝に浸透します。そしてその葉や枝を食べた害虫は、死んでしまうというわけです。このようにして、ゾウムシを根絶します。
2.オリーブの木の修復
害虫を駆除したオリーブの木の、腐った部分(木の皮)をノミを使って丁寧に剥いでいきます。
(作業前のオリーブの木)
(作業後のオリーブの木)
腐っている部分と、生きている部分を見極めて削り取っていきます。生きている皮は青々としていますが、腐った皮はボロボロになっているので、見た目は区別できます。 (作業前のオリーブの木)
(作業後のオリーブの木)
しかし、皮を削りすぎても枯れてしまうので、見極めが重要です。
削った木の皮の部分には殺菌剤(トップジン)をまいて、樹肌に塗り薬(ラックバルサン)を塗布し、穴をふさぎます。最後に、その上から包帯代わりに麻布を巻き付けます。
3.肥料の施肥
最後にオリーブの木に施肥を行います。肥料には活力剤(根を速く成長させる薬)を配合したものを使用しています。
この肥料は村上造園で実験を繰り返して配合したもので、木々を元気させる効果があります。
まとめ作業が終わり、「これでまた元気になればいいですね」とお客様は期待されているご様子でした。結果が出るのは約1年後なのですが、元気に回復してくれればと思います。
今回のように、比較的新しい植木にも虫が巣くってしまう原因には、そもそも最初に植えられた段階で「害虫が植木に存在した」可能性があります。
植栽を購入して植える場合は、買ってきた植木に害虫が存在しないか確認する必要がありますが、素人の目では難しいかもしれません。そのような場合は、プロの植木屋に相談してください。
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