雑草対策に防草シートを敷くことのデメリットについて
夏になると雑草の成長も早く、草刈りが大変ですね。防草シートというのは日光を遮断するシートで、隙間なく施工することで雑草が生えてこなくなるという優れもののシートのことです。普通のビニールシートとの違いは水を浸透させることができるので、水溜まりも出来づらく、写真のように施工したとしてもしっかり根っこまで水が行き渡ります。
最近では防草シートでの雑草対策の認知度もあがり、村上造園でもご相談をいただく機会が多いのですが「実際デメリットってどんなことがあるんですか?」というご質問をいただきます。今回は防草シートのデメリットについてお伝えさせていただきます。 目次 主な雑草対策の方法草刈り…自分で行うことで費用は抑えられるが手間が大変。景観を保つには年に3回~4回は必要。 防草シート…耐用年数が5年~10年。施工してしまえばほとんど手間はかかりません。 固まる土…耐用年数や施工後の手間は防草シートと同等。費用が防草シートの倍くらいかかるのが難点。 防草シートのデメリット花を植えたくなっても植えられない正確には花や植木を植えたいと思った時に専門の業者に依頼しないと植えられないということです。防草シートはできるだけ隙間なく敷くことが大切なのですが、新しい花や植木を植えるためにはピンを外してまた刺してというような作業や防草シートを植物に合わせてカットする必要が出てきます。 村上造園ではお庭のガーデニング、店舗や工場の緑化場所など、様々なところに防草シートの施工をさせていただいておりますが、景観を定期的に変えたい方、近々新しい植物を植えたい方にはあまりおすすめできません。 5年~10年で防草シートは劣化して処分が必要防草シートでの雑草対策のデメリットは寿命があるということです。素材・設置場所にもよりますが、各メーカーが発表している耐用年数は5年~10年です。この劣化した防草シートの処分にも手間がかかります。防草シートは産業廃棄物になりますので、各自治体の処分方法を確認しましょう。 防草シートの劣化で張り替えた事例今回は大阪の大型ショッピングセンターからのご依頼で防草シートの張り替えを行いました。前回防草シートを施工されてから5年といったところでしょうか。シートは色あせ景観的にも、機能的にも張り替えの時期でした。おおよそ200㎡の張り替え作業を行い、撤去した古い防草シートもこちらで処分させていただきました。
今回のお客様は防草シートを利用するまでは年に2回~3回草刈りをしていたみたいです。防草シートの劣化に合わせて数年に一度、張り替え作業を業者にお願いしたほうが雑草も気にならないし、手間も省けているとのことでした。
防草工事は数年に一度は張り替えと撤去の費用がかかりますが、固まる土などに比べると安価です。一度施工してしまうと草花を植えるのが難儀になるというデメリットも、固まる土でも同じデメリットになってしまいます。デメリットもありますが、「草刈りが大変」という方には、防草シートでの雑草対策はおすすめの方法だと思います。
店舗やショッピングモールの緑化部分の雑草対策もお気軽に神戸・大阪・奈良・京都の植木屋村上造園までお問い合わせください。 |