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大きな栗の木の移植~和歌山市から滋賀県大津市へ~

 

施工前施工後

大きな栗の木の移植 ~和歌山市から滋賀県大津市へ~

和歌山市から滋賀県大津市に、・ユズ・ミカンの移植を行った事例です。

大きく育った木をかなりの長距離移動させることになり、根堀作業、移動、植樹を2日間で行いました。

大きく伸びた4メートルの栗の木

今回は、和歌山市の一戸建てにお住まいの依頼主様が、お庭の果樹3本を、滋賀県大津市のご親戚の方に譲られるということで、移植のご依頼をいただきました。

 

植え替えに適した冬の間に移植を済ませたいので早めの作業を希望とのことでした。

 

栗の木の周囲にはお店で売られているような立派な栗の実が落ちていました。

 

電線に引っかからないように枝を剪定

周囲より土地が高くなっており、周囲にフェンスも設置してあったため、大きく育った栗の木はそのままだと電線に引っかかり、運び出せない状態でした。

 

そのため、まず枝を剪定しました。これから新しい枝が伸びる時期なのでそれを考慮して切る箇所を選びました。

 

4mあった木は3mほどのコンパクトなサイズになり、トラックにも積み込めるほどの大きさになりました。

長期移動に耐えられるよう丁寧に根を包む

剪定後、根の周囲を堀り、移動中くずれないように麻布でしっかりと包み、縄を巻いて固定します。

 

今回は高速道路も使用するかなりの長距離移動のため、衝撃に耐えられるように念入りに作業を行いました。

 

電線とフェンスの間から木を寝かせて積み込み

剪定と根巻き作業のあと、電線とフェンスの間を通るよう栗の木を寝かせてクレーンで運びトラックに積み込みました。

 

ユズとミカンについても同様に、剪定と根巻きを行い、トラックに積み込みました。

 

3本の木を一旦事務所に持ち帰り、1日目の作業は終了しました。

 

和歌山から滋賀へ木が乾燥しないように移動

2日目は、まず滋賀へ移動しました。

 

樹木を長距離運ぶときに注意することは、根が崩れてしまうことのほかにも、走行中の風による乾燥で樹木が弱ることなどがあります。

 

できるだけ水分が蒸発しないように、シートをかぶせて樹木を守ります。

滋賀のお庭に移植

ご親戚の方が指定された位置に、木々を植えつけました。

 

肥料や発根促進剤を土に混ぜ込み、栗の木は門の近くに、ミカンとユズはお庭の奥のスペースに植えつけました。

 

3本の中では栗の木が一番難しい

今回移植した栗の木は、大きく育っていたものの移植や剪定の影響で、以前と同じように実をつけるようになるまでには3~4年はかかりそうです。

 

ユズとミカンは小さい木だったので次の旬に収穫できる可能性もあります。

 

栗の木など果樹の移植は、時期と事後管理が大切

移植した果樹が実をつけるかどうか以前に、順調に育つためには根が伸び定着するまでの期間がとても重要です。

 

水遣りなどの管理方法をアドバイスさせていただきました。

 

依頼主様が急いでおられたように移植の時期についても、木々が成長する春になるまでに済まされることで、新しい土地への定着率が高まります。

 

今回もあたたかくなる前に作業を終えることができ、滋賀のご親戚の方も「3本の木が元気に育つといなあ」と楽しみにされているご様子でした。

 

和歌山県和歌山市の栗の木の移植なら大阪・奈良・京都・神戸・和歌山の植木屋(植木手入れ)村上造園まで!

お庭の果樹の剪定も行っています。

<作業内容>

移植

・クリ

 4m 1本

・ユズ
 2m 1本

・ミカン
 2m 1本

運搬距離
片道約140km

<作業時間>

2人で2日

工事費用:160,000円(税込)

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