生垣剪定の方法
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生垣剪定
生垣剪定方法
生垣の剪定時期は植えた樹木によって変わります。
常緑樹は、新芽や枝の成長が止まる6月頃と10月頃の2回剪定を行います。針葉樹は、10月頃に、落葉樹は葉の落ちた後である11月から3月頃に生垣の剪定を行いましょう。
しかし、これは目安であり、剪定後の状態を考えて行うことが重要です。花が咲く樹木であれば、芽が出てくる時期は行えません。生育期に剪定することで、休眠期を過ごせる場合と休眠期に剪定することで新芽が出やすい場合など樹木によって異なるのでしっかり確認して剪定を行いましょう。
特に注意が必要なのは、真夏と真冬を避けることであり、それ以外で年に2~3回剪定を行うと美しい生垣を保てるでしょう。
剪定方法としては、高くし過ぎないように上部の葉や枝を中心に剪定を行い、下部は軽めに整える程度がよいでしょう。あまりにも背が高いと見栄えも悪くなり、日影になることから家に日光が入らなくなる場合もあるため注意が必要です。
バリカンやヘッジトリマーを使用して行う場合
①生垣の上部に刃先を少し下げて動かしながら刈り込みます。同じ高さにそろえる場合は、ロープなどで印をつけておくとよいでしょう。
②生垣側面を下から上へ刈り込みます。
③刈り込んだ葉や枝を集めてゴミ袋に入れ、しっかり口を締めて処理します。
剪定はさみを使用する場合
①生垣側面から、ハサミを横に寝かせながら下から上へ刈り込んでいきます。ハサミの左手を固定して右手だけを動かして刈ると水平に刈れます。(利き手が右の場合)
②生垣の上面を水平にするように刈ります。そろえたい高さに糸など印をつけるとやりやすいでしょう。
③刈り込んだ葉や枝を集めて、ゴミ袋にいれて口を縛り処理します。
生垣に害虫を寄せ付けないために
生垣に害中を寄せ付けないために、枝と枝に隙間ができ、風通しがよくなるように剪定します。枝が絡み合っていると、しっかり太陽の光を浴びることができず、病気や害虫の発生の原因にもなるので特に注意が必要です。生育の速い木は根元から枝を切り落して、枝の量を減らしましょう。
また、予防のために消毒を行うとよいでしょう。定期的に行うことで、発生しても被害を抑えられます。主に消毒は5~6月と9~10月の年2回が理想です。ホームセンターなどで消毒の薬剤は簡単に購入でき、使用の際にはマスク・手袋・長袖長ズボンで行い皮膚につかないように散布しましょう。
もしも生垣の剪定をご依頼されるのでしたら、ついでに消毒についてもご相談されることをおすすめします。